わきがの原因は3つの分泌腺が原因
わきがの原因は、アポクリン汗腺・エクリン汗腺・皮脂腺の3つの分泌腺からでている汗が原因です。
エクリン汗腺
直径4ミリくらいの小さなコイル状の器官、全身で約230万本あると言われるエクリン汗腺。
このはエクリン汗腺から出る汗は無色透明、粘り気がなく、サラサラとした汗で、
サウナに入った時や、暑い時にかく汗、運動をしたときに出る汗で体内にたまった熱を放出する大切な役割をしています。
アポクリン汗腺
この汗腺はわきの下、性器の周辺、耳の中、乳首のまわりなど特定の場所に集っています。
この汗は粘り気があり、脂肪・鉄分・色素・蛍光物質・アンモニアなどからできていて、
乳白色でニオイもあり、服の汗じみ・黄バミの原因にもなります。
わきがの最大の原因、それがこのアポクリン汗腺から出る汗なのです。
このアポクリン汗腺は皮脂腺と毛穴につながっています。
アポクリン汗腺から出た、乳白色でニオイのある汗と、エクリン汗腺から出る汗の湿気と皮脂と混ざり合い、
さらにさまざまな雑菌が付着して、ワキガのイヤなニオイが発生するのです。
食生活にもわきがの原因があります
戦後、わたしたちの食卓は一変しました。魚や野菜、根菜類が中心であった昔の食生活が、 現代では肉やバター、チーズなど乳製品などの高カロリー、高脂肪の欧米型の食生活に変わりました。
物心ついたころから食べている、ハンバーガー、フライドチキン。コンビニの高カロリーのお弁当。 どれも昔の日本の食卓には無かったものばかりです。
たんぱく質として、肉類はエネルギー源として欠かせませんが、このたんぱく質が動物性の脂肪をたっぷりと含んでいます。
バター、チーズなどの乳製品やタマゴにも同様に、脂肪酸、中性脂肪がたっぷりと含まれています。
この脂肪酸がアポクリン汗腺や皮脂腺を刺激し、多量の汗はをかくことによってワキガ臭の大きな原因になってしまいます。
辛い物が好きなかたも要注意です。刺激の強い香辛料の入ったエスニック料理もワキガの刺激物といわれています。
あなたもいま一度、日本食を見直してみませんか。
ワキガのニオイを少しでも軽減したい
ワキガのニオイを軽減させるのには、やはり清潔を保つことが一番です。
まめにシャワーを浴びる事で細菌の発生を軽減させ、においを数時間程度なら抑える事は可能です。
しかし、外出先ではシャワーを浴びるわけにはいきません。
そんな時は、汗拭きシートやデオドラントパウダーなどを使うといいでしょう。
男性と女性を比べると、やはりわきがは男性に多いようです。
男性もできることなら、わき毛の処理をすることによって、細菌の発生を減らすことができます。
体臭を抑える抗菌タイプの石鹸は少し高価ですがお勧めです。
石鹸カスが残ると、かぶれの原因になり、そこから細菌が増殖するので、すすぎはくれぐれも十分に行いましょう。